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今回は「栄養コラム」について
和歌山市保健所 地域保健課中保健センターの三角記代子さんに伺います。

Q: カルシウムはなぜ大切なのですか?
カルシウムは骨や歯を形成するのに大切な成分で、 特に成長期や妊娠期、閉経後の女性 にも積極的に摂りたい栄養素です。
不足すると高齢期には骨がもろくなる骨粗しょう症が多くみられ、これによる骨折は寝たきりの原因となります。
Q:どのくらいカルシウムを摂取すればよいでしょうか?
日本人の食事摂取基準 (2020年版) では、成長期男子は 600~800mg、女子は600~700 mg、 成人男性で約750mg、 成人女性で約650mgの推奨量が定められています。 しかし、すべての年代において推奨量を満たしていないのが現状です。
Q: カルシウムはどのような食材に多く含まれているのでしょうか?
牛乳・乳製品、骨ごと食べられる小魚類、豆腐や納豆などの大豆製品、 小松菜などの青菜類、わかめなどの海藻類に多く含まれます。
Q:摂取するときのポイントなどはありますか?
カルシウムは、吸収率が低く、摂取した量がそのまま体内で利用されるわけではないので、毎日こまめにかつ継続して摂取する必要があり、 いろいろな食材からしっかり摂るのがよい方法です。 また、魚に多く含まれるビタミンD や青菜、納豆に多く含まれるビタミンKと一緒に摂ることで吸収率が上がります。
Q:最後に市民の皆様へメッセージ。
カルシウムは不足しがちな栄養素になりますので、意識していろいろな食材から積極的に摂ることが大切です。 栄養士のミニコラムは市報わかやま 12月号 17ページに簡単にカルシウムが摂れるおにぎりレシピも合わせて掲載していますので、ぜひご覧いただき、 自分好みのおにぎりを作ってみてください!
今後も市報わかやまには定期的に栄養士のミニコラムを掲載する予定にしていますので、 ぜひチェックしていただき、ご自身、ご家族の健康に役立てていただきたいです。
【お問い合わせ先】
和歌山市地域保健課 中保健センター
☎073-488-5122