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今回は「不用品の買取りの注意」について
和歌山市市民生活課の窪田義孝さんに伺います。

Q:最近はどのような消費者トラブルが発生していますか?
最近は、不用品の買取りについての連絡や相談が寄せられています。
Q:不用品の買取りですか。「買取り金額に納得がいかない」というような相談ですか?
いいえ、金額査定についてではなく、訪問や対応に関するトラブルです。
相談事例を紹介します。
「どんなものでもいいから女性用衣類を売ってほしい」と女性から電話があり、来訪を承諾した。後日来訪があり、着物類を見せたが「アクセサリーや金貨はないか」と男性にせかされ、慌てて家族の形見や指輪などの貴金属を出した。すると合計1,200円の明細書とお金を渡され、物品を持ち帰られた。貴金属を出してしまったことを後悔している。という事例です。
Q:「どんなものでもいい」と言われて女性用の衣類を見せる約束をしたのに、まるで初めから貴金属を探しにきたような様子ですね。
「いらない着物はないか」などと電話をかけてきても、いざ家に来ると、用意しておいた着物などの不用品にはほとんど興味を示さず、貴金属を要求されるケースが多いようです。売るつもりがなくても、宝石やアクセサリーなどを見せると、安く強引に買い取りをする業者もあり、後から返品を求めても、処分されてしまって物品が帰ってこない場合があります。電話をかけてきたり、突然、訪問してきた業者は相手にせず、家の中に入られないように注意してください。
Q:こういったトラブルにあった場合は、どこへ連絡や相談をすればよいでしょうか。
このようなトラブルにあったり、不安に思った場合は消費生活センター(073−435−1188)や消費者ホットライン(188)へ連絡、相談してください。また、不審な訪問者を見たり、身の危険を感じたりした場合は、すぐに警察や周囲の人に連絡してください。
Q:最後に市民の皆さんへメッセージ。
買い取り事業者が、事前に買い取りを承諾していない物品を突然売るように要求したり、消費者の自宅を突然訪問して勧誘したりすることは禁止されています。売るつもりのない貴金属等の売却を迫られても、物品を見せず、きっぱり断りましょう。