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今回は「栄養コラム」について
和歌山市西保健センターの森倉美月さんに伺います。

(市報わかやま10月号より)
Q: 市報わかやま 10月号 (p.15) に 栄養コラムを今回掲載しているということで、どんなものか教えてください。
はい。例年であれば、保健センターで、「栄養教室」という栄養の講話と調理実習を行う事業を実施していましたが、 現在中止しています。
皆さんと栄養についてのお話をする機会が減ってしまいましたので、その代わりに、隔月で市報にコラムを掲載しています。
Q:今回のテーマは 「あさごはん」 ということですが、なぜこのテーマを選ばれたのでしょうか?
和歌山市民のうち、H31年時点で、20歳以上の14.4%が朝ごはんを食べないと回答しているからです。 中学生、高校生もそれぞれ 朝ごはんを食べない割合は、18.7%、 23.1%と2割近くにのぼります。
皆さんに朝ごはんを食べる習慣が浸透してほしいと思って、今回のテーマにしました。
Q: 朝ごはんは、なぜ必要なのでしょうか?
朝ごはんを抜くと、 午前中の脳のエネルギーが足りなくなってしまい、集中力や記憶力の低下などにつながります。なんとなくイライラしたり、勉強や仕事がはかどらない、これは脳からのエネルギー不足のサインです。 そのエネルギー不足を解消するために、朝ごはんは必要です。
それ以外にも、成長期のお子さんであれば、成長に必要なエネルギーや栄養を摂る大切な機会でもありますので、そういった意味でもとても大切になってきます。
Q: 例えば、朝ごはんでどんなものが挙げられますか?
今、朝ごはんを食べていない人は、なんでもよいので食べることから始めましょう。 市報に掲載しているミネストローネは、作り置きも出来、 汁ものでサラッと頂けるので、朝ごはんの習慣がない 方でも食べやすいのではないかと思ってこのメニューにしています。
朝ごはんを食べているのにお昼より前に集中力が途切れてしまう、という方には「ご飯食」をお勧めします。
脳の主なエネルギー源は「ブドウ糖」 です。 色々な食品にブドウ糖は含まれていますが、お米はゆっくりと消化・ 吸収されていきますので、長時間維持できます。
ただ、人それぞれ生活スタイルや持っているご病気など様々ですから、ご自身の生活スタイルや、持病、日中の 消費エネルギー等を考慮して、朝ごはんを選ぶことも大切です。
Q:最後に市民の皆様へメッセージ。
栄養コラム、 市報の15ページに掲載しています。 ぜひご覧ください。 栄養教室が再開した際も、市報に掲載いたします。 保健センターで、また皆さんとお会いできることを楽しみにしています。
【お問い合わせ先】
和歌山市西保健センター
☎073-455-4181