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今回は、「里親募集」について
和歌山市こども総合支援センターの井村千穂さんに伺います。
◆里親制度とは、どういった制度ですか?
親の病気や経済的理由、虐待などさまざまな事情により、自分の家庭で暮らせない子供たちを自分の家庭に迎え入れ、温かい愛情と正しい理解をもって家庭的な環境で養育してくださる方を里親といいます。里親制度は、児童福祉法に基づいて、里親として登録された方に子供の養育をお願いする制度です。
◆里親さんはどれぐらいいますか?
和歌山県内では153家庭が里親登録しています。和歌山市はそのうちの45家庭です。親と一緒に暮らせない子供たちは県内で約400人います。そのうち里親の家庭で過ごす子供は、全体の2割以下です。
◆里親さんに種類はありますか?
【4種類あります。】
・「養育里親」
事情があって家庭で育てられない子供を一定期間、家庭で育ててくださる方。
・「専門里親」
児童虐待などで心身ともに有害な影響を受けた子供、非行等の問題を有する子供、身体障害等のある子供に対し、経験と専門知識を活かし家庭で育ててくださる方。
・「養子縁組里親」
親が養育できない子供を、養子縁組をして家庭で育ててくださる方。
・「親族里親」
両親が死亡、行方不明等の事情により子供の三親等内の親族の家庭で育ててくださる方。
◆なぜ里親が必要なのでしょうか?
さまざまな事情により、保護者のもとで暮らせなくなった子供たちを、社会全体で養育するとともに、養育に大きな困難を抱える家庭への支援を行うことを、「社会的養護」と言います。
社会的養護を必要とする子供たちに、あたりまえの生活を保障していくことが重要であり、児童福祉施設や乳児院などの施設で子供を養育する「施設養護」よりも、里親やファミリーホームなどできるだけ家庭あるいは家庭的な環境で養育する「家庭的養護」が推進されています。
すべての子供が愛され大切にされていると感じることができ、安心できる生活をおくることが必要です。子供の養育について理解や関心があって、熱意と愛情をもって育ててくださる里親を探しています。
◆里親について知りたい、里親になりたい方のために相談できるところはありますか?
里親の支援機関に相談することができます。
和歌山県子ども・女性・障害者相談センター、里親支援センター「なでしこ」、和歌山市内にある児童養護施設、和歌山市こども総合支援センターにお問い合わせください。
◎問合せ先
・和歌山県子ども・女性・障害者相談センター (☎073−445−5312)
・里親支援センター「なでしこ」 (☎0736−69−1004)
・児童養護施設 つつじが丘学舎 (里親支援機関B型)(☎073−480−1043)
・児童養護施設 こばと学園 里親支援機関B型 つむぎ (☎073−499−8805)
・児童養護施設 旭学園(里親支援機関B型) (☎073−479−0080)
・和歌山市こども総合支援センター(☎073−402−7830)