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今日は、和歌山市のまちづくり。
市内の都市再生推進法人の活動をご紹介します。
☆都市再生推進法人とは、都市再生特別措置法に基づき、
地域のまちづくりを担う法人として、市町村が指定した団体です。
まちづくりの新たな担い手として期待されています。
前回に引き続き、株式会社ユタカ交通の豊田英三さんに伺います。
◆現場で行っている取り組みについて。
今、ずっと公共交通の研究を続けています。どういった形で持続可能なまちが出来るかなという風に思っています。もう一つは、今まではどちらかと言うと、利便性や、公共・観光客のお客さんがいらっしゃった時にどのように楽しんでもらうかという視点ばっかりだったんですが、もっとゆったりと過ごせる、あくせくした観光でもなく、次働くための何か忙しいような交通でもない、交通手段自体が楽しいというものの方ががいいかなと思います。
たまたま、数年は知り合った方でサウナーがいまして、今サウナ流行ってますけど、それを日本で広められている方がいらっしゃって、その人にいろいろと触発されてですね。フィンランドのヘルシンキに、サウナとサウナの文化を知りに、実際に行ってきました。その時に、向こうでは、路面電車、バス、シェアサイクルと、ありとあらゆる交通機関がありました。それを人々が、色んな自分のスタイルに合わせて、タクシーも含めて、活用していました。その中で、自分の生活をゆったりと過ごされていました。サウナっていうのも、色んなサウナがあって、そこで街の人たちが集まっていて、色々語らいながら築いていくということを見ました。それで、もっと生活に目を向けた形の公共交通であるとか、場作りがあったらいいなと、ちょっと考え方が変わりました。そこから、ちょっとやり方をどういうふうにしていけば良いだろうかと色んな人と話したりして、現在に至ります。
◆都市再生推進法人に参加したきっかけ。
都市再生推進法人に参加したきっかけは、早い段階でまちづくりに関して、問題点いわゆる、市が抱える状況の中で、市民目線でどうしたらいい、ああしたらいいと提案をしたり、また市民の声を反映できるような中間媒体になれればいいなと思い、提案させていただいた次第です。
◆これからについて。
今まさに、和歌山市を含めた19自治体だったと思うんですけれども、昨年に、日本遺産に認定受けた葛城修験道の話があります。和歌山市も沢山御車道がありまして、特に加太という街が中心にあるんですけども、そういった修験道、和歌山に昔からあるようなもの・文化を再発見し、自分自身も学びながら人に伝えて、それを生活の糧とできるような観光、そういうものにやっていければなと思います。また、その観光に来られたお客様の交通利便が高まるような事業ができたらなと思っています。
ユタカ交通株式会社 HP https://www.yutakacommunications.com/