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「知っておいてほしい
新型コロナウイルス感染症の状況と対策」について
和歌山市保健所 総務企画課の神戸千佐さんに伺います。
まずは、2月16日現在の市内の発生状況です。
今年に入り、1日あたりの新規陽性者数が10人から15人の日が続きましたが、1月の第3週をピークに発生数は落ち着いてきています。
2月8日からの1週間では、1日あたり3.7人の発生となっており減少傾向が続いています。
しかし、心配なのは
重症化しやすい高齢者の割合が大きくなっていることです。
1月初めは20代以下の若い方が5割を占めていましたが、2月に入ると2割を切り、代わりに50歳以上が8割を占めています。
高齢者施設や病院等での集団発生が続いたことも、高齢者での感染が増えた一因です。
◆最近感染が抑えられているんですよね。
多くの市民の皆様がマスクの着用やソーシャルディスタンスを守ったり、また大勢での会食を控えたりするという努力によって、感染は抑えられてきています。しかし、感染数が少なくなってきたこの時期に、感染対策を緩めると再び感染者数が増え、高齢者の感染につながることになります。
特に、新型コロナウイルス感染症は、症状が出る2日前から感染力があるため、発症してからの対策では感染が防ぎきれません。
咳が出始めてからマスクをしても、既に周りにウイルスを拡げてしまっていることがあります。
そのため、皆さんが普段から感染を拡げないように心がけることがとても大切です。
◆感染を防ぐために気を付けることについて。
これから、卒業式や送別会など、例年なら集まりが多くなる時期を迎えますが、引き続き、次のことをお願いします。
人が集まるところや会話するときは
・マスクをつける
・大勢での会食を控える
・風邪症状があれば、外出を控える
・職場でのお昼休みや休憩時間は、黙って食べた後にマスクをしてお喋りする
また、和歌山市では、かかりつけ医や身近な医療機関で、症状がある場合に検査できる体制を整えていますので、風邪症状等気になる症状があればまずは、医療機関にまず電話で相談してください。
最後に、コロナの差別・偏見についてのお願いです。
感染は気を付けていても防ぎきれるものではなく、感染者が悪いわけではありません。また、発症から10日間たって退院された後は感染力はありません。退院された方を職場や学校で温かく、迎えてほしいと思います。
【お問い合わせ】
和歌山市保健所 総務企画課
☎073-488-5109