2018年08月20日

8/20放送 ウェルシュ菌による食中毒にご注意を☆

(今日の放送はこちらからお聴きいただけます)

月曜日は「暮らしのゲンキ」
きょうは「ウェルシュ菌による食中毒」について
和歌山市保健所生活保健課の池端孝清さんにお話を伺いました。


2日目のカレーにご注意.jpg


暑い季節にこそ美味しいカレー。
一晩寝かすとさらに美味しくなるといわれています。
しかし、この「2日目のカレー」が原因でしばしば食中毒が発生しています。

原因は「ウェルシュ菌」という細菌です。

この菌は、人や動物の腸管、土や下水など自然界に広く生息する細菌で
増殖して食物とともに腸管に達し毒素を作ると食中毒を起こします。


ウェルシュ菌.jpg


平成29年に27件、患者数1220人で
細菌性食中毒の第3位に入るほどの患者数の多い食中毒菌です。

その理由の一つが大鍋で煮込む料理で増殖しやすいことです。
カレーやシチュー、煮魚、麺のつけ汁、野菜の煮つけなどが
原因食品となることが多く、施設やイベント会場などでも
しばしば発生しています。

ウェルシュ菌をはじめとする食中毒菌は、
見た目も匂いも全く変化させません。
だから気づかずに食べてしまいます。

ぐつぐつ加熱すれば、熱に弱いたいていの菌は死滅してしまいます。
ところが、ウェルシュ菌は熱に強い芽胞(がほう)という状態で
生き残り、温度が下がった時に芽胞から菌の状態に戻り、
そして急速に増殖します。

たいていの食品は、保存するときなるべく空気に触れないように
するのですが、ウェルシュ菌は酸素のないところが大好きです。
ですから、温めるときは、鍋の底からかき混ぜて
空気に触れさせることが大切です。

ウェルシュ菌の食中毒は、6時間から18時間の潜伏期間
(食後平均10時間くらい)で発症し
下痢と腹痛が主な症状として現れます。
嘔吐や発熱はまれで、2日ほどすると症状が収まることが多いようです。

食中毒の中では、比較的症状が軽めなのと、
食品の見た目では気づけないため、寝冷えや夏風邪と思っていたら
実は食中毒だったという場合も多いそうです。

食中毒かな?と感じたら、むやみに下痢止めなどを飲まず、
早めに医師の診断を受けるようにしましょう。

食中毒予防の3原則は、
「菌をつけない、増やさない、やっつける」ですが
ウェルシュ菌に対しては、
「増やさない」が最大の予防法になります。

では、作ったカレーや煮物が余った場合どうすればよいでしょう?

*急速に冷まして急速に温める
*空気に触れさせる
*しっかり加熱して食べる


が大事になります。

食品中で菌が増殖するのは10℃から55℃といわれています。
食品を保存する場合は、10℃以下か55℃以上に保てばOKと
いうことです。
温めた状態で保存したい場合は、つねに60℃以上に保温すれば
菌の増殖を防げます。

ウェルシュ菌による食中毒にどうぞご注意を!


詳しくはこちらをクリック!


明日も「暮らしのゲンキ」をお届けします。
お楽しみに。



posted by ゲンキ和歌山市 at 07:25| 和歌山 ☁| 暮らしのゲンキ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする