2011年11月29日

11/29放送 「和歌山昔ばなしを語る会」額田さん・魚谷さん☆

火曜日は「ふるさとわかやまゲンキ人」
今日は「和歌山昔ばなしを語る会」メンバー
額田美那子(ぬかたみなこ)さん
魚谷茂美(うおたにしげみ)さんにお話を伺いました。


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(左・魚谷さん 右・額田さん)


築160年の歴史ある「旧中筋家住宅」で、今月23日(勤労感謝の日)
「古民家で昔話を聞く会」が開催されました。

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和歌山に伝わる昔話を「語り」で聴いていただくという取り組みで
今回3回目です。
その「語り」を行っているのが「和歌山昔ばなしを語る会」のメンバー。


「障子を通した光の中で、小鳥のさえずりも聞こえる中で
昔話を語る、ゆったりした時間が流れてゆきます。」と額田さん。

本当にその時代にタイムスリップしたかのような
時間と空間を味わっていただける催しです。

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(旧中筋家住宅で語られたお話のプログラム)


しかし「和歌山昔ばなしを語る会」の活動は「語り」よりも前に
「昔話」を残してゆく活動、
「和歌山昔ばなし研究会」としてスタートしたんだそうです。

今から11年ほど前、
ドイツ文学者筑波大学名誉教授
小澤俊夫
(おざわとしお)氏

和歌山で、昔話に関心を持つ人を対象に、各地で開いている
市民大学「昔ばなし大学」を行ったことが
「研究会」が発足するきっかけです。


それ以来、額田さんと魚谷さんをはじめとする有志が
小澤先生のもとで3年間にわたって「昔話」の基礎について学び
その後「研究会」として再話(さいわ)」の活動を始めました。

「再話」とは、
昔話を語り部さんやおじいさんやおばあさんから聴き取り、
そこから「文法」に基づいて形を整え、
後世に伝えてゆけるように「再編」することを言います。


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(再話された和歌山の昔話集「きんぷくりんとかんぷくりん」)


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(小澤俊夫氏監修の昔ばなしの本)


「和歌山昔ばなし研究会」として、
県内に残されたさまざまな「昔話」を「再話」して、
そして語って聞かせるー。

「今まで集めてきた和歌山の昔話を市民の皆さんに『語り』で
聴いていただきたいというのが、私たちの願いです」と
額田さんは話します。

2年ほど前、
天保6年生まれの『おトラおばあさん』が孫たちに語ったとされる
花園村の昔話について記した文献が県立図書館で見つかったそうです。

現在、「研究会」ではこの「花園村の昔話」を再話しているところです。
そして、先日の「旧中筋家住宅」での「語り」で
一部、花園村の昔話が披露されました。


魚谷さんは

「おトラばあさんのお話を全部再話出来たら、
是非本にしたいです。
それを子どもたちや大人の方に聴いてもらいたい。
その輪をどんどん広げてゆきたいです」


とこれからの抱負を語ってくださいました。

額田さんも

「少人数で、ごく近い距離でのライブを楽しんでいただく。
『語り』の中に『語り手』の人生が見えてきます。
今の時代だからこそ、そんな場所や、
人のぬくもりが感じられる体験を残してゆきたいと思います。」


と「語り手」としての思いをお話ししてくださいました。


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昔、おじいさんやおばあさんから聴いた昔ばなし。
私たちの思い出とともに記憶に残っています。
そんな「昔ばなし」を残してゆく大切な作業「再話」。
そして「語り」。

いつまでも「語り継がれる昔ばなし」が
1つでも多く残ってゆきますようにー。


明日は「暮らしのゲンキ」です。
どうぞお楽しみに!


11/29の放送はこちらからお聴きいただけます。


posted by ゲンキ和歌山市 at 07:25| ふるさとわかやまゲンキ人(2011~2015) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする